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IPv6環境での外部アクセス方法 その1 Synology DS218J

執筆者 | 2019年05月19日 | Coffee, ストブロ

電器屋Walker Synology部略してSyno部(シノブ)です。

現在2ベイモデルのNAS DS218Jを使用していますが、半年ほど実用して色々分かってきたことを備忘録としてまとめていきます。
みなさんのNASライフのお役に立てれば幸いです。

お使いの環境と違う場合がありますので、同じように出来ない場合があるかも知れません。
セキュリティー関連も含め、自己責任でお願いします。

さて、第一回の今回はIPv6環境での外部アクセスについて。
正確には「IPv6でアクセス出来る環境からIPv6でアクセスされるネットワークに配置されているNASに対するアクセス」という事になります。
なんのこっちゃ(笑)

外部から自宅に設置したNASへの接続を行う場合、色々な確認事項がありますが、まずは「IPv4、IPv6」について考えてみましょう。
NASを導入しようと考えている方なら、言葉だけは聞いたことがあると思います。
簡単に言えばネットワーク上の住所だと思っても誤解は無いと考えますが、AからBへアクセスする為に必要な情報です。
もう少し正確に言えばインターネットプロトコル バージョン4、インターネットプロトコル バージョン6の略で「こういうルールに則り通信をしましょう」というものです。

IPv4と言えば従来から使われているもので「192.0.2.1」という感じの1~3桁の数字が4セットで構成されるものです。
自宅のルーター等はよく「192.168.1.1」とされている事がありますが、こういうものですね。

IPv6はIPv4の枯渇問題(割り当てるIPアドレスがなくなってしまった問題)やその他の課題から登場した新しい仕組みです。
とても桁数が多いのが特徴で「2001:0db8:bd05:01d2:288a:1fc0:0001:10ee」こんな感じになります。

現状だけを考えて、簡単にまとめるとこんな感じ?
IPv4
・今まで使用していたものでたいへん普及している。
・その為汎用性は高く、関連の設定なども情報が多く、接続機器での取扱も容易。
 (自動的に設定してくれたり、設定自体が不要だったり)
・一般論として、回線速度がIPv6に比して遅い。

IPv6
・現在普及中のもので、対応機器も結構増えてきた。
・自宅のネットの場合、能動的に契約などをしないと使えなかったりする。
・日本ではMAP-EとDS-Liteという2方式が一般的。
・一般論として、回線速度がIPv4に比して早い。

とても語り尽くせませんが、こういう違いがあります。

NASは自宅にNASを設置し自宅内のパソコンやスマホから使用する場合と外部(外出先)から自宅のNASにアクセスする場合とがあると思いますが
ここまでお話ししてきたIPv4、IPv6の組み合わせがどうなっているかにより、対応が違います。
なので、NASに対してアクセスする環境がどうなのか?を確認しておく必要があります。

まずは自宅の回線状況です。

基本的な確認事項として「IPv6が使える状態なのか?」
IPv6が使える事は自宅に設置したNASに対して外部から(外出先から)アクセスする際に必須の条件ではありません。
ですが、NASに限らず回線速度が速くなることが期待出来るので、個人的には導入を検討されても良いと思っています。
因みにコーヒー宅(集合住宅、VDSL)で下り回線5Mbps~50Mbps位でしたが、これは光ファイバー引き込みに切り替え、尚且つV6プラスにしたことで、下り回線140Mbps~700Mbps程度(平均300Mbps)まで向上しています。

IPv6が使えるかどうかでこの後の設定方法に違いがあります。
私の環境は前述の通りIPv6環境ですから、主にこの状態の設定方法についてご説明していきます。

因みに私の環境は具体的に以下の取りです。
回線契約:フレッツ光ネクスト マンションタイプ 
プロバイダ:@Nifty(ニフティ) V6プラス(IPoE MAP-E方式)
HGW:PR-500MI(NTT東日本からのレンタル)
その他:無線LANルーター LINKSYS VELOP トライバンド 3個パック AC6600
    スイッチングハブ TP-Link スイッチングハブ 5ポート ギガビット TL-SG505 x2
NAS:Synology DS218J

ちょっと長くなってきたので、次回以降に続きます。
次回は「IPv6 (IPoE MAP-E)環境でNASに外部接続出来る様にする環境設定」について、ご説明していきます。

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