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Podcastの基礎知識

コーヒー主観のポッドキャスト総論

9-4.ジングルとBGM

執筆者 | 2022年02月16日

 Podcastを制作する上で人の音声以外の要素といえばジングルやBGMです。ジングルとは効果音や短い楽曲で、話の区切りや場面間の切り替わりを明示するために使われます。BGMは番組の雰囲気作りに重要な役割を果す要素です。コーナー毎にBGMを切り替えて番組の中での進行状況を聴取者と共有する事もできます。

 私も以前はジングルやBGMを多用し長尺番組を少しでも聞きやすくしようと挑戦していた時期がありますが、あるとき「デザインと似ている」と気がつきました。要素が多すぎると音声配信もゴテゴテした感じが出てきます。私の様なセンスの無い配信者やはじめの頃は、使用するジングルやBGMはあまり増やさずシンプルに構成した方がよいでしょう。例えばBGMが切り替わるならジングルを用いずにBGMの切り替わりだけでコーナーが変わったことを表現する事もできます。

小宮京さんと武藤翔馬さんが配信するレクリエーションポート
雰囲気に合った選曲で、コーナー毎にBGMが代わり、番組全体のお洒落感が演出されている。

 「ジングルやBGMは用意した方が良いのか?」という質問をいただきますが、私は必ずしもジングルやBGMを使用する必要はないと思います。その上で、自分の中でイメージする番組のテイストに近づけるために必要と思えば使ってみれば良いと思います。
 敢えて目安を示すならば、30分程度の番組であればジングルはなし、BGM2つを目安の上限として考えてみてはどうでしょうか。

もも屋のおっさん。オールデイズだネッポン、略してオルネポ!
ポン出しを利用しリアルタイムで挿入される様々なジングルとBGM、そしてエコー等のエフェクトが楽しい番組。

 番組名やコーナー名にエコーや効果音を合わせてお洒落に作り込む番組もあります。いわゆるタイトルコールと呼ばれるものですね。センスがあればこういった細部の作り込みも面白い挑戦になります。お気に入りのタイトルコールが入れば聴取者のみならず、配信者の気持ちも高まるものです。

連載開始日:2021年11月16日


電器屋Walkerの過去配信のBGMで利用させて頂いております。

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