7.Podcastと話し方
7-1.間投詞
「あー」「えー」と言葉と言葉の間に意味の無い言葉を入れてしまうことは誰でも普通に行っていますよね。日常的に口から出てくる間投詞と呼ばれるものです。
間投詞は考えをまとめたり、言葉を探したりする場合に多く出ると言われています。ある程度は仕方の無いことだし、聞いていてもそれほど邪魔にはならないものですが。多すぎる間投詞は時に聴取者を不快にさせることもあるかもしれません。
間投詞を抑制する事は可能で、その技術を習得するには多少の時間が必要かも知れないですが、それほど高度なことでもありません。
- 間投詞を抑制する方法
- 間を恐れない(沈黙を恐れず言葉で間をつながない)
- 自分の録音を聞き、間投詞の数を数える。
「言葉と言葉の間」を恐れる人は意外と多いかも知れません。
次の言葉を見つけるまで、黙っていれば会話が終わったのか否か相手を不安にさせると思うからでしょう。ここは1つ意識して「間投詞の代わりに沈黙する」という練習をしてみてください。「えー」「あのー」という時にグッと我慢して、黙って次の言葉が出てくるのを待つのです。思わず口から出てしまっても、気がついたらその時にサッと飲み込みましょう。最初は何とも不自然ですが、馴れてくると間投詞の使用回数が明らかに減ってきます。間投詞が減らせた後に沈黙と間投詞のバランスを考えれば良いでしょう。それに、自分が気にする沈黙も聴取者にとっては取るに足らないものかも知れません。
また、自分がどんなタイミングで間投詞を使っているのかに注目するのもポイントです。これは天王寺アップルクラブ TACポッドキャストのパーソナリティを務める大道さんに教えて頂いたノウハウです。ただ注目せよと言っても難しいので間投詞を数えながら自分の収録音声を聞いてみましょう。学生時代に先生の口癖を数えて遊んだことはありませんか?あれと同じですね。とにかく意識をする事が大事で、意識さえすれば後は慣れの問題だという事です
ここで改めて言及しておきたいのですが、「間投詞は悪」という事ではありませんので勘違いしないで下さい。全く使わない、間投詞ゼロが最善という事ではありません。聴取者が不快でなければそれまでの話ですし、自分も気にしなければそれまでの話です。