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Coffee's Blog.

使えば使うほどH4n Pro

執筆者 | 2016年09月06日 | Coffee, ストブロ

ここ数年電器屋Walkerの収録はZOOMのR24にお世話になってきました。
でもこれからはH4n Proになりそうです。

テストすればするほど「あれ? 好きかも!?」と思うことがいっぱい!
これって恋?違います、用途の違いなんです!

1)そもそも方向性の違う製品
R24はMTR(マルチトラックレコーダー)と呼ばれる製品で、複数のトラックをまとめて入力できる能力があります。
その音にエフェクトを掛けた状態でモニターしながら、実は録音しているのは生の音。
収録や部分的な録り直しの後で、ミックスダウンやマスタリングを行って完成品を書き出します。
※インサートエフェクトをINPUTからTRACKまでの間に差し込めるらしいが、48KHzではエフェクトが機能しないとか?むむむ
 確認してみなきゃ。

それに対してH4n ProはリニアPCM/IC ハンディレコーダーと呼ばれる製品で、最大4chを収録する機材です。
外部入力は2chで付属のマイクと合わせて4ch。
R24と同様に録音機材ですが、こちらLowCutやコンプレッサー等のエフェクトを掛けて、掛かった状態の音を録音します。

R24はスタジオ等の室内での使用を意識していて少し大型。
H4n Proは屋外や外出先などでの使用を意識していて小型。

まず、この点が大きく違います。(優劣というよりは用途の違いです。)

2)じゃあ、ポッドキャストを収録する時の事。R24編
私は非常に複雑な配線をしてR24を使用しています。
それは以下の四つを同時にこなしているからです。
・自分の音声の録音
・自分の音声をスカイプにも流す
・スカイプの音声の録音
・それぞれの音声のモニター

どうして解決しているかと言うと、
パソコンの音声出力→R24トラック1
自分のダイナミックマイク→R24トラック2
(たまにテストの時等はマイクを一本追加→R24トラック3)

トラック1のパンをL100に設定
トラック2のパンをR100に設定

イヤホンアウト→カナル型イヤホン モニタリング
モニターアウト→Rチャンネルのみにケーブルをさしてパソコンの音声入力へ(スカイプ)

以上の状態で収録していますw
ややこしいでしょ?でもこれが音声がきれいに取れて、スカイプにも音声を流せる最良の解決策でした、私の場合。

以前はスカイプ用にUSBのヘッドセットやマイクを使用していましたが、2つのマイクを調整して使用するのは非常に困難でした。

3)じゃあ、ポッドキャストの収録をどうするのか。H4n Pro編
基本的には現状と同じ環境を構築する必要があるのですが、
イヤホンジャックで片側のチャンネルだけ取り出すことが出来ないので、ケーブルをLチャンネルとRチャンネルに分岐出来るものを使用してパソコン(スカイプ)へ自分のマイクの音を送ろうと思います。
まぁ、この点はR24のほうが便利ですね。仕方がない。

4)H4n Proにして何が変わるの? ファイル管理
R24は意図的にファイル(プロジェクト)を作り直すことで録音ファイルを切り替えます。
これは長い収録作業中で不用意にファイルが切り替わるのを防ぐ効果があり大変便利です。
設定も前回のプロジェクトをコピーすることで引き継ぐことが出来るので、テンプレート的に収録環境のプロジェクトを持っておくことで、特定の収録環境により継承する設定を使い分けたりできると思います。

ただ、収録先のファイルを切り替えるのが少し面倒なので、「2本録り」(1回の集合で2本の番組を収録する)などの際は多少不便です。

H4n Proは逆に、録音停止→再度録音で自動的に次のファイルに切り替わります。この際設定はファイルにかかわらず録音モードに依存しているので、自分の音声収録等はまったく設定を意識する事無く毎回どう設定で録音できます。
今回H4n Proで何箇所か環境を変えて収録をしたのですが、ファイルの切り替えが自動的で非常に便利でした。

フォルダがいくつか切り替えられるので、収録日によってフォルダを切り替えれば過去分のバックアップにもなります。

5)H4n Proにして何が変わるの? 録音データ
ここに一番トキメキました。
これまではMTRであったために生音データをパソコンへ移動、その後コンプレッサーやら何やら様々に調整してようやく編集作業が開始できる状態になりました。
これは私が横着してマスタリング等を行わない為、マイクアンプ等を通していない状態の音を活用していた事になります。

H4n Proは上位モデルと同等の非常に高性能なマイクプリアンプを内蔵しています。
これにLowCutとコンプレッサーを組み合わせておく事でいつでも殆ど未処理のまま編集作業に入れる音声データが用意できます。
これは非常にありがたい事でした。

なんだか少し遠回りしていたのかな?と思ってしまうほど手間暇が掛からないストレスのない作業フローになりました。

編集する/しないに関わらずポッドキャストの収録、会議、インタビューその他の録音の際に非常に活躍するレコーダーです。

6)じゃあ、悪いところはないの?
・入力が少ない
・出力が少ない
・音声ファイルがステレオで録音される
以上のような違いはありますが、まさに「用途が違う」という話で悪いところという事はないと思います。

もう少し使い込んでから環境の変更は検討しますが、まず90%はH4n Pro体制に移行すると思います。

これは本当に良い製品を手にすることが出来ました(*’▽’)

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